タントウ功で氣が強くなり、武術も強くなるか
氣功や武術の鍛錬で行われるタントウ功
氣功の練功法としても、中国の武術の鍛錬法でも、タントウ功(立禅、ショウ)が行われることが多いです。
一般的には、タントウ功を行うと
・氣功面では、氣が強くなる
・武術面では、神秘的なパワーが身につき、武術、格闘技面で強くなる
と言われています。
確かに、どちらの面でも有効な鍛錬法ですが、やはり効果に個人差があります。
上達とは、
正しい方法×回数
などと当会ではで考えます。
自己流でしてしまうと、逆効果の場合もあり、やはり先達にアドバイスやチェックをしてもらいながら、進めていくのが効率的ですね。
チェックとしてくつかポイントを紹介したいと思います。
氣の鍛錬法として
氣功面、氣の鍛錬法として、まず氣を付けていただきたいのが、リラックスと、意念です。
・リラックス、脱力、放松など色々な呼び方があります。
定義が少し違う場合もありますが、ここでは同じようなものとして考えます。
気功やヨガでは、リラックスを大事とします。
リラックスすると、氣や血の巡りが上がります。
逆に緊張すると、氣や血の巡りが悪くなります。
練功では、氣の巡りを良くしたいです、であれば、当然リラックスが大事です。
ですので、タントウ功のときにもリラックスがしたいです。
タントウ功をするときに、自分の体に意識を向けることで感じることができます。
足の向き、足の幅、膝、股関節、腰、背中、首の角度を意識します。
一番リラックスできる場所や角度を探していきます。
またここで、手を上げることが多いですが、手を挙げるときに、肩に力が入っているケースが多いです。
また、真っ直ぐであった姿勢が手を上げるときに、前側に重心が移動するために、ソリ気味になっている人もいます。
そり気味になると姿勢が変わり、氣の流れも変わります。
この点も意識してされるのがオススメです。
まず、肩の力を抜きます。
※今ある緊張を感じて、無意識で緊張している部分をさらに抜いていくことを大事です。
肩のリラックスを維持しながら、肩が上がらないように、最低限度の筋出力で特定の位置まで手を上げていきます。
※力を抜きながら上がれる場合は、そちらができるとさらに良いです。
手を上げたあとも、そこからさらに力が抜けるように意図して、練功を重ねていけると良いですね。
昔からのアドバイスとして、強引なやり方ではありますが
「長い時間続けると、だんだん疲れてきて、やがてスッキリしてくる。洗練される」
と言われたりします。
これも一つの方法ではあります。
ただし、長時間おこなって疲れて、理想的な状態になっても、なるのに時間がかかることや、疲れていないときは、理想的に行えないなどの問題もあります。
それ故に、
沢山の弟子の中で、数%の弟子のみができるようになる
といった、他の分野でもみられる問題もあったりします。
そこで、
・当会では、なるべく理論的に説明をすること
・体験、体感をすること
・効率的な練習を行うこと
などを大事にしています。
続きます