頭で考えるか、体で感じるか
頭で考える人と、体で感じる人
人は色々なタイプがあります。
氣功の練習をしていても、これを感じます。
左脳的・右脳的、理論派・直感派などです。
特に、書籍や説明でも、
「温かいのをイメージしろ」
「清らかな水の感じで」
「手の中にエネルギーが集まるように」
意念は〇〇
などと言われます。
特に、気功、仙道の初歩で、下丹田で陽気を発生させるときに、下腹部が暖かくなるように、溶鉱炉や、マグマのイメージ、赤色などなどあります。
指導でも、同じように説明しながら、相手の意識状態や氣の状態をチェックしています。
下腹部にイメージしたいが、頭で考え気が上る
下腹部で陽気を発生させるときは、下腹部に意識を集中させます。
イメージ・意念・呼吸を使って、陽気が発生すると、だんだん暖かく、そして熱くなってきます。
その熱さは、さらに全身に広がったり、勝手に動いたりします。
この時に、下腹部に意識を集中させるのですが、頭で考えてしまう人は、意識が上に登ってしまっています。
また、体の変化を感じることをされていない場合、暖かくなったり、変化が起こっても感じれていないことがあります。
またこれのややこしいところは、本人が気づかずに、頑張って下腹部に温かいものをとイメージしようとすればするほど、頭に意識があがり、下腹部に意識がいかないといった現象になっています。
これは良いとか悪いではなくて、人はそれぞれ今まで、どういう思考や生活をしてきたかなどで、違ってきます。
頭で考えるのが得意な人は、体で感じるのが苦手です
体で感じるのが得意な人は、頭で考えるのが苦手です
ただそれだけのことです。
ですので、陽気は発生しない、気がなかなかわからない人は、自分の意識がどこにいっているか、気にして変えてみてください。
気功は体で感じることが大事です。
そのための練習として、
よくある手の平を近づけたり離したりする方法(開合)でも、何も考えず、頭をぼーとして感じるままにするというのがおすすめです。
手を動かすことによって、何らかの変化が起こっていますので、それをただ感じるだけです。
また、目をつむって全身の感覚を感じる、受け入れる練習などもおすすめです。
地面に接している足やおしりの感覚、お腹の具合、体の筋肉の状態、緊張とリラックスの度合いなど、感じることができます。
これで、感じる能力を高めていきます。