氣の強化の種類
生命力の強化と氣功
仙道、氣功の目的の1つは、氣の強化とコントロールです。
氣の一つの見方は生命エネルギー・生命力です。
氣の理論では、生まれた時に先天の氣を最大限もっているとし、通常加齢とともに、絶対量が減ってきます。
日常生活でも、肉体や精神を使ったり、脳活動をすることによりだんだんと生命エネルギー(氣)が減ってきます。
減ってしまった氣を、睡眠・飲食などで補充して、またそれを使用してという風に生活をおくります。
氣は量的な概念があり、量が減るほど生命力、健康が下がります。気功では、その氣の量を増やすことも可能で、気功を行うと健康にも良いということです。

氣は様々な方法で、氣を吸収することにより、量を増やしたり、コントロールすることで健康を高めることが可能です。
さらに奥深い段階に入ると、潜在能力の開発に繋がります。
内丹術について
仙道などは体内で氣を練って丹を作るので、内丹術と呼ばれることもあります。
丹とは氣の密度が濃くなり、質的に転換したもので、丹を寝る場所、育てる場所(田)で、丹田と言います。

丹田は通常3つあります。一般的には、下丹田が使われることが多いです。
呼吸や意識で体内で氣を練り丹を作るものを「内丹術」、体の外で薬品・鉱物などから丹を作るものを「外丹術」と言います。
伝統体系の氣を吸収して、その氣を練り上げますが、氣を吸収する方法は以下のように分けれます。
地丹(食事法)・・・飲食から氣を吸収
人丹(房中術)・・・人、異性から氣を吸収
天丹(築基法)・・・呼吸や意識を使って氣を吸収
この中で、人丹を取り入れる流派と取り入れない流派が分かれます。
取り入れる流派を「栽接法」、取り入れない流派を「清浄法」などと呼びます。
功法としての強化法
練功法をして、氣を吸収、強化、コントロールする方法は以下のものがあります。
静功(内功)・・・静かに座って意識の集中や呼吸で氣を練ります
動功(外功)・・・体を動かしながら氣を練ります

それぞれ特徴があります、有効に組み合わせることで効果が増えます。
外の要因で氣を強化する
上記の練功は、自身で氣を上達する要因が強いですが、外の要因で氣を上達することも可能です。
場所の影響・・・風水、パワースポットなどと言われる場所は、そこにいるだけで氣が高まります。

道具など・・・付呪や特別な道具などを使用します。
伝授など・・・上位の人が氣を送ったり、操作することで高まります。
これらも、自身で行う練功と組み合わせることで効果が高まります。