クンダリーニの動き出し

尾てい骨から熱いエネルギーがのぼってくる

クンダリーニのエネルギーは、尾てい骨の所に3回半とぐろを巻いて眠っていると言われています。

仙道やヨガでは、そのエネルギーを活性化させることが一つの目標とされています。

クンダリーニが動き出した時の体験です。

 

それは、毎日練功を重ねて、尾骨の辺りに、熱いエネルギーを感じていました。

尾骨がじんじん動くような、前夜でも書いたような、不思議な感覚です。

それは、不意に活性化したり、ある一定の時に活性したりと繰り返してました。

ただ、そのエネルギーを感じる場所は、上にのぼるという感覚ではなく、尾骨の辺りで感じる感覚でした。

 

その感覚が続く中、瞑想をしたり、尾骨に気を送ったり、尾骨に観想をしたり続けていました。

ある日

それが動きだす日が来ました!

 

 

その時は、風邪でもないのに体が熱っぽい感じが続いていたある日です。

風邪で熱が出ている時は、体がだるくなったり、間接の節々が重く、痛くなります。

咳が出たり、鼻水が出たりしますが、そういった症状が出なく、ただ熱っぽい感じです。

 

寝付くときも、少し眠りにくいなと感じていました。

ちょうど考え事をして眠れないとか、疲れていない日に元気で眠れない感じに近いです。

その状態で、睡眠に入ってそれは朝方に起こりました。

 

尾骨の辺りから、急に溶岩があふれ出して背骨を登ってきました。

それは、しっかりとした、熱さをもった液体のような感覚です。

例えるなら、やはり溶岩です。

熱く、液体の様な質感、重さ、粘度、背骨をのぼる速度も、液体が進む様なゆっくりとした感じです。

その熱い溶岩が、背中の表面ではなく、背骨という太さ、奥行きのあるものをのぼっていくのです。

 

背中をのぼっていき、その流れの一つは、

後頭部、玉沈といわれる場所から、頭の中に入ってきました。

頭に入り、脳に入る感覚です。

脳に入ると活性化する、それ以上の脳が沸騰するような感覚です。

頭が熱くなるのです。

人の脳は一般では、数パーセントしか使えていないという話もありますが、今まで動いていない脳細胞が、エネルギーを受けて一気に活性化、動き出す感覚です。

 

その後は、全身に気持ちよさが広がっていきました。

自我や思考といったものが消えて、性的な感覚とは違うなんとも言えない気持ちよさです。

全身で体験する、気持ちよさでした。

自我や思考が働かなくなる体験もこの時できました。

その気持ちよさは、時計は見てはかったわけではありませんので、数分か数十分かはわかりませんが、時間とともに落ち着いてきてました。

 

朝目が覚めると、とてもすっきりしていて、頭も体も違う感覚になってきました。

体は軽く、頭はスッキリとしてます。

より気をハッキリと感じられて、勉強や思考するときに、脳が疲れにくいのです。

今まで、ある程度の時間を勉強などをしていると疲れてしまっていたのが、同じ時間で疲れていないのです。

思考も、より高い視点で自然と考えられるように、前の自分の思考とはレベルが違っていました。