眼で氣を扱う、瞳術
眼で氣を扱う技術・瞳術
氣を扱えるようになってくると、手以外でも氣を扱えます。
例えば、目や息を使って、術を扱います。
実生活の中で氣を動かす場合には、手を動かして氣を扱っていては、不便な場合があります。
これらは、古代から瞳術や西洋では魔眼などとも呼ばれています。
目とは、脳から突出した器官・脳から発達して伸びてきたのが目とも呼ばれていて、脳の働きととても関係が深いです。
脳は、肉体と相互に情報のやり取りをしています。
体の刺激を脳に伝え、脳からの信号を筋肉や内蔵などに伝えています。
イメージトレーニングなどでも言われるように、強いイメージは、肉体に変化を起こします。
例えば、強くレモンをイメージすると、レモンの香りがしてきたり、口の中が酸っぱくなり、レモンの味が出てきます。
氣功では「意念」とも呼ばれて、イメージも重要な要素です。
イメージする時、思考するときなど人の眼球が動きます。
トランス状態や、夢を見ているときも眼球が動きます。
強いイメージと眼球は関係します。
そして、強いイメージほど、氣の効果が高いです。
目をうまく使うことは、氣功を上達する上で、また、氣を技術をして扱う上でとても重要なことです。
視覚意識で氣の操作
氣を扱うときにも目の使い方は重要です。
古代より、氣や鍼灸の世界では
「意至れば気至る。気至れば血至る」
と言われてきました。
氣の練り方の要素でしっかりとレッスンするように、視ることで意識を操作します。
一般的に言えば、注意深くみるや、しっかりとみることです。
例えば、手の平を穴が空くくらいみると、手の平の血流が変化します。
このように視覚・視覚意識を使って、意識の集中をすることによって氣の操作が可能になります。
気功書などには、丹田を睨むようにして(内視)して、陽気を発生させるという表現があります。
手や足の周天法でも、目で睨むようにして、氣を回すとも言われます。
目から氣を送る・氣を出す
人の目からも氣が出ていることが実感できるようになってきます。
すると、目から氣を送ることも可能です。
一般的には、「目力」として感じる人もいます。
手で行うことを、目からの気で行ってみてください。
練習方法
①手の平に目から氣を送ります。
手を開いて、手の平を目の前に持ってきます。
目から氣を出して、手の平に氣を送ります。
うまく気が送れると、手の平の感覚が変化をします。
②手の平の視線を動かす
手の平に目から氣を送ります。
視線を動かすことによって、手の平の気が当たっている場所が変化していきます。
これにより、目から氣を送る感覚を掴んでください。
目から氣をだす感覚の掴み方のポイント
初めは目から氣を出す感覚がつかみにくいです。
①手をグーの形にします。
②人差し指と中指を伸ばします。(これを剣印と呼びます)
③人差し指の中指の先から、氣を出す感覚を磨く
④その感覚を利用して、目から氣を出す感覚をつかんでください。
瞳術には、さらなる深化があり、マスターコースでお伝えしています。