肛門の締め上げ
肛門の筋肉を鍛える意味
氣功の修練では、陽氣の発生を効果的に行うために、下腹部や肛門の鍛錬を行うことも重要です。
肛門は、体内の氣(元氣)をとどめておくためにも重要な役割があります。
人体の穴と氣の動き
人の体には
・2つの目
・2つの鼻の穴
・2つの耳
・口
・肛門と陰部
の9つの穴があります
これらの穴から氣(元氣)が出入りを行っています。
目を使って何かを見る。
口数が多い。
などを行うと、元気を消費します、言葉を変えると元気が減ります。
穴の中でも、肛門が緩んでしまって、ここから氣が漏れていくこともあり、肛門を鍛えることによって、体内の氣の量を漏れることを防ぎます。
人を観察した時に、肛門の締まり具合をみれば、子どもの方がしっかりと締まっています。年齢を重ねると、緩くなり、一部の高齢者は、便や氣などが漏れたりします。
口を見ても、頭の働きが低下傾向にある人は、口が半開きになっていたりします。
頭の働きがしっかりしている人ほど、口はしっかりと閉じています。
体内の氣を補充するために、穴からの氣の流出を防ぐことも重要です。
最近では、運動の量が減ったことで運動をする人が多くなっています。
骨盤底筋群も注目されて、トレーニングをする人も増えています。
骨盤底筋群を鍛えることも有益です。
肛門の鍛錬法の基礎
①リズミカルに肛門の括約筋を収縮させます。
②座った姿勢で、息を吸う時に肛門を締め上げます、息を吐く時に肛門を緩めます。
※武息などと同様です。
③仰向けに寝て両足を少し開きます。この姿勢で②を行います。
④両足を肩幅に開いて立ちます。膝を少し曲げて、手を膝の上において上体を支えます。この姿勢で武息のように、息を吸う時に肛門の締め上げと、下腹部を膨らませます。息を吐く時に肛門を緩めて、下腹部を凹ませます。
⑤歩くことやスクワット、馬歩なども効果的です。