陽気の発生が下がる感じがでる、つまりやコリが気になる

陽気が発生しなくなる

 

陽気の発生から、小周天の行を進めていくと、だんだん陽気が強くなってきて、巡らせることも上手になってきます。

氣の感覚がだんだんと強くなり、温かさも増して、経絡に気が巡る感覚も強くなってきます。

 

練功を続けていて行が進んでいっているはずなにの、ある時、特定のチャクラや場所で、陽気が発生するどころか体が冷える感じがすることがあります。

 

この時に、元に戻ってしまったのではないかや、次はどうすればよいかなど不安を感じます。

中にはここで、行が止まってしまう人もいます。

 

中にあった邪気が動き、溢れ出す

気の分類の仕方は色々ありますが、一つは

生気邪気です。

生気は、体が軽く温かくなり、邪気は体が重く冷える反応などが起こります。

 

邪気は、自分の外から受けることがあります。

良くない風水(氣の悪いところ)に行くと、体が冷える反応が起きたり、気の巡りの良くない人と接していると、同じように体が冷えてきます。

これが外からの影響です。

 

また自分の中で邪気を発生させることもあります。

 

人はこれまでの人生で、外から受けた邪気や自己から発生した邪気を、体内に蓄積していることも多くあります。

この邪気が、ツボ、チャクラ、経絡を閉じること、詰まりと関係があります。

通常では、この邪気を感じることがあまりなく、そのままの状態となっています。

むしろ、どんどんとこの邪気を溜めていき封印して、氣の巡りが悪くなり、心身の状態・気の巡りが下がります。

それがチャクラ、経絡を開いていくことで、その邪気を感じるようになったり、外に出せるようになったります。

※経絡には深さがあり、深い所を氣が巡るようになってから起こることが多いです。

 

気の感覚をつかみ、ちゃんと経絡に氣が流れていったので、気付かずにたまっていた邪気が動き出し、排出できるようになったのですが、この時にその邪気の影響で、体が冷える感覚などが起こります。

陽気の発生では、体が温かくなるなどの反応が出ますが、その反応がなくなるのはそのためです。

 

さらなる上達のためには必要なこと

こういった反応は好ましくないと思われがちですが、人は今まで自分の行ったことは、悪いことも良いこともその影響が出るものです。

他者の責任や行動の結果は他者のもので、自己の責任や行動の結果は自己のものです。

 

今までの生活習慣、心の状態、行いなどを気付く意味、良くする意味でも一つのキッカケとなります。

自分の中での肉体面でのマイナスのもの、精神面での未消化のものなどが邪気となっており、気付き変えて浄化していくことで、さらに良い自己に近づいていきます。

 

物でも土地でも、人でも掃除することで、流れや波動が良くなります。

浄化していくことで、以前よりも陽気の発生や、気の巡りなどがさらに上がります。

 

浄化のコツ

浄化のコツはいくつかありますが、ここでは2つあげておきます。

 

①陽気の強く発生させること

一つ目は陽気を丹田などで強く発生させることです。

閉じてしまった経絡を開くには強い氣が必要で、そのための一つが陽気です。

詰まりが強いほどより強い陽気が必要で、陽気を強めることが一つ目です。

 

②邪気を感じ受け入れること

二つ目は詰まり、邪気を感じて受け入れることです。

邪気は感じないからそのままであることが多いです。普段から自分の体の状態や心の状態を感じることがない、あるいは無視することと関係しています。

中にある邪気を感じ受け入れることをはじめのうちは出来なかったり、頭で考えたり、感じたことを否定したり(否定していることにも気付かない)してしまいます。

それを感じ受け入れることで、気付くことがあり、そこから浄化に進めます。

 

この、二つを意識してみてください。

 

肉体の詰まりやコリ感じることも

同じように、行がすすんでいく中で、自分の肉体の詰まりやコリを感じることも多くなります。

気の流れ経絡やツボの状態、肉体の状態は関連しています。

 

よくある報告が、

「最近〇〇が良く凝るんです。」

「△△の硬さが分かるようになりました。」

などです。

 

上の凝りも以前よりも身体が凝るようになったのではなくて、身体への感覚が高くなり凝りを感じられるようになったのです。

これも邪気の同じように、肉体の状態を感じることなく過ごしている人が多く、ひどい状態になってから気付く人が多いです。

肉体の負担や疲労、働きの低下などは、しっかりと反応が肉体に出て、感覚を上げることですぐに感じることが可能です。

ちなみに東洋医学では、病気になる前の状態でも治療の対象として、状態の把握をして病に未だなっていないものを治す、病気になる前に治すという意味で、未病治などと言います。

 

これも肉体の感覚が高くなっていくことで、コリや疲労を感じるようになり、さらに高くなると、少しの変化も感じることができて、早い段階で生活習慣の改善や肉体の疲労を回復させることが可能になります。

肉体を良くすることで病気にならないようにする、より健康になることが可能です。

 

その他にも、肉体の感覚が高くなることで食事や物を選ぶときも良い選択ができます。

 

一般的に良いと言われているものが、自分にとっても良いかどうかは分かりません。

世の中の多くは、宣伝が上手なものが流行る傾向にあり、自分に合っているかどうかわからずに、それを選択してしまうこともあります。

感覚を高めることでそういったものに振り回されず、良いもの、合うものを選びやすくもなります。

 

すると自己の肉体が良い方向に進み、行の進歩が促進されるといった効果も出てきます。