氣を動かす、腕周天

気を動かすには、気の知覚、強化が必要

氣が流れる経絡は全身にあり、その全身の経絡に氣を自由自在に流していけるようになったり、気が流れるようになります。

その時に、氣の知覚や強化が必要になります。

伝統的な方法では、丹田が一般的とされますが、手の平も氣を感じやすく、発生させやすいです。

ほとんどの方は手の平は、敏感な部分です。

まずは、氣を知覚、すなわち感じれないと、いまどこに気が巡っているのかや、どこまでコントロールできているかがわからないです。

この時に、氣が強くなると感じやすくなります。ですので、強化することも必要です。

気功の上達に従って、曖昧だった感覚がより、はっきりと感じられるようになります。

つまり

・氣が強くなると感じやすい、強いから感じやすい

・氣を感じられないと強くしたり操作しにくい、氣が感じることができるから強くできる

とも言えると思います。

ここに、自分の知らない感覚、今の自分にない感覚、判断基準がないために、初心者の方が気功が特に、独学でする場合に、なかなか進まない理由もあるようです。

腕を巡らす、腕周天

腕を一周させる腕周天があります。

初めに、手の平に意識を集中させたり、こすり合わせたりして、気を発生させます。

その気を、腕を回していきます。

順番としては、手の平→肘→肩→胸→逆の肩→逆の肘→逆の手の平→手の平です

入門では2つのやり方があります。

①手の平で気を強く発生させて、それを順番に巡らせていって一周させる

②途中のポイントで先に気を発生させて繋いでいく

②とは、まず手の平で気を発生させて、腕のツボの中で意識の集中しやすいところ、気が発生しやすい、ツボで気を発生させて、先ほどとのルートを作っていく、繋いでいく感じです。

同じように、次のポイントでも強くして、そこと繋げます。

※次のツボとの距離近いほど繋げやすいので、近くて気が強化されるポイントがおすすめです。

①も②も意図とすれば一周させるのですが、アプローチが違います。

やりやすい方法で、行ってください。

また、腕周天の場合、手の平の距離があります。

これも、わずか数センチのように近づけたほうがやりやすい人と、10センチ以上離した方がやりやすい人がいます。

手の平と手の平を気を巡らすときは、意識で繋げます。

強くなれば、空間を通る気もコントロールできますが、初めは意識で繋いでください。

意識をつなげるときは、視覚を使って行うとやりやすいです。

繰り返し、繰り返しすることによって、気の強化とコントロール能力が磨かれます。

小周天でも同じ

小周天でも同じように、

1周させるまでに

①丹田で陽気を発生させて、巡らせていくのと

②途中のツボごとで先に気を発生させて、それを繋いでいく

の方法があり、状況によって、使い分けると効果的です。

氣を強める道具を使う

道具などを使用して行ってもいいです。

書籍などでは、電源から氣を吸収して回すなども紹介されています。

他に、パワーストーンや、なにか氣を強めるものがあれば使ってください。

それを持って氣を感じたらそれを手の平で、吸収して巡らせて行く方法も、そのものを強めたいツボに当てて強化してもいいです。