氣の活性(元気)とミトコンドリア
生命活動にはミトコンドリアが関係
細胞の中にミトコンドリアがあります。

生命活動を営むとは、細胞が様々な活動を行うことです。
活動にはエネルギーが必要で、生体内ではATP(アデノシン三リン酸)が 生体のエネルギー通貨とも呼ばれ それにあたります。
このATPの約90パーセントをミトコンドリアが産生しています。
元気と言うことは、細胞やミトコンドリアの視点から言うと、
ミトコンドリアがATPを産生して、そのエネルギーで細胞が正常に機能している状態
と言えます。
元気が増えるとは、
よりミトコンドリアでのATPの産生が増えて、より細胞が活動する状態
と言えます。

気功を正しく行うと、体が温かくなるなどの変化が起きますが、生体内ではミトコンドリアの働きが活性化しています。
ミトコンドリアの量と働き
人の細胞は、38兆個とも60兆個とも言われます。
ミトコンドリアは、その一つ一つの細胞の中に数百から数千あると言われています。
※どちらも膨大な数、代謝もしているので数値に幅がありますので、参考程度
また、背中、お腹、足に多いという説もあり、下丹田、督脈に対応しているようです
この生命活動を支えるミトコンドリアには、量と働きがあります。
このミトコンドリアを増やすこと、活性化させることが、生命活動が活発=正常な細胞活動=元気=気の巡りが旺盛となります。
具体的にどうすればよいかは、色々な研究がされています。
こちらの記事が参考になります。
https://www.nanbyou.or.jp/entry/194
以下にポイントと気功的な考察をしていきます。
ミトコンドリアの視点から10のポイント
1、カロリー制限
栄養は必要ですが、現代人は質の悪いものが多い、食べ過ぎが多いです。
質の悪いもの、食事の量を減らして、空腹時間を作る、質の良いものを適量とることが良いです。
2、運動
適度な運動は必要なものです。
動功、太極拳などが良いと思われます。
3、ミトコンドリアの栄養素
ビタミンB群、ミネラル、ポリフェノール、L-カルニチン、α-リポ酸、コエンザイムQ10、ピロロキノリンキノン、クレアチンなど。
特に細胞がエネルギーを作り出すのに、ビタミンB、ミネラルは必須ですが足りている人の方が少ないです。
B群は質の良い青汁、ミネラルは液体で摂っています。
4、睡眠
睡眠も大事なものです。
質が大事で、心身が整うと睡眠の質が上がります。
また深い瞑想は、睡眠の助けになります。
5、リラックス
気功でリラックスを深めることができます。
ストレスに対する方法も身につきます。

6、日光
適度に日光にあたると良いです。
一日20分ほどが良いというデータもあります。
実際に、日光に当たると気が活性かします。
足りない場合は、ビタミンDを補給します。
7、赤色光/近赤外線療法
赤外線は、治療でも使われます。
8、寒冷暴露
寒さにより、熱の産生が促進されます。
ミトコンドリアの活動を活発にします。
ただし、ある程度の健康状態があることが前提です。
9、熱への暴露
熱でも活性化します。
こちらの方が8に比べて取り入れやすいかもしれません。
温冷浴は、8と9を行えます。
この時に、20度以上の温度差があると良いです。
10、NAD +のサポート
ビタミンB3に由来する分子で、加齢とともに減少するそうです。
以上が10のポイントです。
うまく取り入れて、ミトコンドリア、気の活性化につなげてくださいませ。