地球の氣の吸収と会陰、湧泉
人は天地と繋がり氣が循環する
天地人や、天神合一などの言葉があります。
それぞれ意味が複数ありますが、一つには天地と一つになることであり、天地との繋がり、氣の交流になります。
現代的な言い方ですと、グランディングやセンタリングなどと言う人もいます。
当会での大周天では、この天地との氣の交流を行います。
※大周天は、流派によっては全身の奇経を巡らす全身周天を大周天と言い、ここでいう大周天とは別物です。
一般的な人は、食べなければ生命活動が止まり、栄養を含んだ飲食により生命活動を行います。
飲食のみが生命活動を支えるかというとそうでもなく、理想的な食事をしていても、精神的なストレスなどが原因で心身の不調を起こすこともあります。
冬場に、冬季型うつで気分が落ち込む人が増えることがあります。
日照権があるように、太陽の光で心身の状態が変わります。
光の影響で、心身、気の流れに変化ででると言うことです。
他にも、天や地との繋がりで、天や地から氣を吸収することで心身に変化が起きます。
天地からの気の吸収が少ないほど心身の状態は、良くありません。
天地からの気の吸収が多いほど心身の状態が、良くなります。
天の気は百会から、地球の氣は会陰と湧泉から
経絡や経穴、チャクラがあり、それぞれ働きがあります。
天の気は、頭にある百会で交流を行います。
地の気は、会陰と足にある湧泉で交流を行います。
気功では、会陰と呼ばれる場所は、ヨガではムーラダーラやルートチャクラとも呼ばれます。
ルートは根で、植物は土の中の水分や養分を吸収する働きです。
ヨガでも、ルートチャクラは地球の気を吸収する意味になります。
流派によっては湧泉や足裏全体を重要視するが
会陰(ルートチャクラ)が地球の気と関係するのですが、流派によっては地球の気は湧泉で吸収する、足裏で呼吸するように、踵をもって呼吸するなどがあります。
逆に会陰のみを重要視して、湧泉に触れないやり方もあります。
これも迷いやすい所ですね。
地球の気との交流が目的になります。
この観点から考えて、
・手でも地の気と交流できます(地面に手を触れて行います)
・会陰でも地の気と交流ができます
・足裏全体でも、湧泉を中心にしても地の気と交流できます
と言うように、手からもできるので、必ずしも足でないといけない訳ではありません。
足をみても、湧泉、足裏全体、踵などの使い分けもあります。
通常で人は、
立位であれば地面には足が接します。
その姿勢であれば、手よりも足で吸収する方が良いわけです。
イスに座る姿勢であれば、足が地面に接するので、立位と同じように足が使えます。
座位であれば会陰がメインとなります
では、立位や椅子に座れば、足を使わないといけないかと言うと、そういうわけでもなく会陰のみでも行えます。
上にあげたどの姿勢でも、会陰を使うことも可能です。
上達と使い分け
上達するにしたがって、地の気の吸収、交流が
・より位置的に深い位置
・より多くの量の気
となってきます。
それに従い、より物質的な感覚や心身の変化も強く起こります。
※たんなるイメージやなんとなくの変化というレベルではありません
そのために、使い分けができると良いです。
座位の場合は、会陰をメインとして行います
椅子の場合は、足と会陰の両方を使います
座位の場合も、足と会陰の両方を使います
椅子と座位は、両方使えるので、片方のみよりも両方使った方がおすすめです。
慣れないうちは、両方を行うと難しい場合もあるのでその時は、足のみ、会陰のみと片方ずつ練習して、慣れてきたら両方行います。
こういう練功をしながら、足でも会陰でも地の気との交流を行えるようになり、姿勢によって使い分けて、より深い位置、より多くの気を吸収するなど行っていただければと思います。