チャクラ、経絡、丹田の相違
先生、流派、本によって相違がある
修練を重ねていって、情報収集や参考にしようとしていくと、先生や流派、本によって説明が違うといったことに出くわします。
有名なチャクラなども、
・数が違う
・場所が違う
・説明が違う
などなど、混乱していまいます。
ある説明では、チャクラは回転するとか、開いているとか、振動しているとか、第一は赤色で花びらの枚数はこうであるとか、こういう形であるとか、中の文字はこうだとか・・・
知れば知るほど混乱します・・・
特に独学で進めている場合は、もっと良い方法はないかという気持ちで、知識を集めて結果、混乱して進まなくなったりします。
個人差がある前提から
まず、個人差がある前提から世界をみると理解しやすいです。
世界の見方、理解の仕方、考え方ですが
①すべて同じものであるという前提
②違うものであるという前提
があります。
健康法、食事法、治療などもそうですが、よく観察すると、個人差があるのが理解できると思います。
ですので、人によって効果が違うのです。
人体の基本的な解剖でも、人によって骨格の数や、筋肉の付き方なども違います。
顔の色や、骨格、筋肉なども人種によってかなり違いますし、その人の生活スタイルの影響も大きいです。
ですので、当然、
個人差があるのが当たり前です。
鍼灸で使う経絡やツボも、歴史を一緒に学んでいくと、時代によって経絡・経穴の数が増えています。
また、古代から学会のようなものがあり、経絡や経穴の議論がされていて、議論の結果としての今伝わっている、経絡や経穴です。
日韓中でも、現代でもツボによっては位置が違いますし、流派によっても違います。
また、個人でも日によって違ったりするのが現状です。
当然、チャクラ、経絡、経穴も違ってくるわけですね。
流派、個人の感覚、認識、説明、思想で変わるということですね。
わざと間違えて書いたり、変換されてしまうことも
まれにですが、わざと間違って説明する、本に残すこともあります。
現代人の基本的な感覚ですが、本に書かれていること、伝わっていることはすべて正しい、わざと嘘をつく訳がない、と思いがちですが、そうではない現状もあります。
本当に秘密の知識や、大事なことはわざわざ本に書くことをせず、ごく僅かな弟子にだけ伝えることも当然あります。
弟子の成長は喜ばしいことですが、自分に近づいてくると、間違ったことを教える先生もいます。
他にも、古代の中国の本であれば、昔は印刷技術がなくて、手書きで写していたので、書き写しでミスもあったと思います。
当時の人が良かれと思って、言葉を変えたり、順番をかえたりしたこともあったようです。
今と昔の言葉の意味も違います。
訳す人の実力や感性で訳し方も違います。
ですので、本来の形と今の形と違いがあることも知っておく必要がありますね。
※これを考証学といって、本来の形を探る学問もあります。
説明と実際が違う
もう一つおまけですが、
説明されている内容と、実際が違うこともあります。
これは氣を読める段階になると感じてくることです。
ある有名な先生の丹田ですが、丹田の位置や大きさが詳しく説明されています。
でも、氣を読むと、説明と違うのです
これも他の分野でも、みかけることですね。
真面目な人ほど師の教え大事にして、そのとおりにするのですが、うまくいかないことになります。
かといって、師をうたがっては修練に身がはいらず効果が少ないです。
この点も注意が必要ですね。
このように習う時も、フェイクがあります。
この段階まではこうだが、次の段階では、違うこともあります。
注意力を働かせることも大事です。
次回は、どうすればよいかについてお伝えしたいと思います。