陽気の発生、陽気が発生しない

練精化気が起こらない、陽気が発生しない

 

伝統的な仙道、気功などでは、瞑想して、呼吸と意識の集中で、下腹部に陽気を発生するところから始まります。

 

その発生した陽気を、督脈と任脈に巡らすことで小周天をしていきます。

 

独習の場合に悩むところが、陽気が発生しないです。

 

陽気が発生しなければ、次の段階の小周天は行えないですし、あわててしてるつもりで、俗にいう「空車を回す」ことになっているケースもあります。

 

最初の陽気の発生も、今までしたことがないので、難しいところですね。

 

陽気の発生は練精化気の段階です。

 

「精を練って気に変える、あるいは気に変わる」ということです。

 

精とは精力であり、体力であり、生命力といってもいいです。

 

この精は現代人は、草食男子と呼ばれる人が増えてきているように、平均して下がってきています。

 

飲食からの補給も低下しました、電磁波による精の消耗、夜更かし、目の使いすぎなどで、精がどんどん減っていれば当然足りません。

 

精が足りなければ、陽気など発生しないのは当然ですね。

 

 

築氣という、氣を補うこともしっかりとしないと難しいですね。

 

この辺りも古代から、精力剤を取ることや、漢方や流派の道具なども使われていました。

 

陽気が発生しないいくつかのパターン

 

沢山の方をレッスンをしていますと、陽気の発生しないパターンもいくつかあります。

 

その中で代表的なものです

 

①精が足りないパターン

 

上記の状態ですね、精が足りないので、陽気が発生しなくなってます。

 

②別のところに発生、別のところでは発生している

 

基本的には下腹部で陽気の発生ですが、なれれば全身どこでも発生させられますし、発生するものです。

 

人によって、下腹部で陽気を練っているつもりでも他のところで発生している場合があります。

 

また下腹部で発生が難しいが、他のところでは発生させれたりします。

※中丹田から発生させるやり方もあります。

 

③発生しているが自覚がない

 

氣をよむと陽気が発生していますが、本人の自覚がないケースです。

せっかく発生しているのに、発生していないとは、これでは違っているとか思い込んでいる場合があります。

 

これもチェックが難しい独習ではありがちなことですね。

 

奥が深い氣の世界、陽気の発生の段階はスムーズに通過できるといいですね。