タントラについての基礎知識

仙道を紐解くと、歴史の中でヨガなどとの交流を見て取れます。

 

お互いに、背景にあるものが違いますが、似ている部分もあり、参考になります。

 

いか、タントラについて簡単な基礎知識です。

 

 

タントラとは、知識を広げる、自分に目覚めるための知識を身につけるということです。
古代インドの伝統の中心にあったと推測されます。

 

その思想には、宇宙は「オーム」のような基本音から展開したと言います。
すべては、振動を凝縮した音である。

 

肉体は、霊魂を発展させる最も強力な道具とみなす。

 

この世のものは、プルシャ(男性原理)と、プラクリティもしくはシャクティ(女性原理)からなる二元論。

 

肉体には、微細身を持つ、この体にエーテル回路がありナーディーと言われる。

 

月の回路のイダー(白色)、太陽の回路のピンガラ(赤色)、中心のスシュムナー。
スシュムナーの中に、ヴァジラーとチトリニーがあり、このカイロをクンダリーニが通る。

 

クンダリーニは各チャクラを開き、上昇してサハスラーラチャクラにて、純粋な意識のシヴァと結びつく。

チャクラの図の花びらの数は、振動数をさしている。

チャクラは、車輪を意味から来ている。

下部のチャクラが花びらが少なく、丈夫は花びらが多い、振動数が増えていく。

 

人は自分を倒す相手を利用して立ち上がらねばならない

 

精神=物質

 

完全な人間とは、1つに溶け合った男性と女性

 

一人の人間と、宇宙的な自我というか純粋意識とを結びつける方法(シヴァ・シャクティ)

 

性交時の儀式、五摩事のMとは、マディヤ(酒)、マンサ(肉)、マツヤ(魚)、マドラー(穀物)、マイトゥナ(性交儀礼)
聖典より「享楽を与え、人々の苦を除く酒は火、心身に栄養と力をもたらす肉は風、生殖力を増進する魚は水、地上に生じて生命のもととなる穀物は地、世界のすべての創造の根源である性交は空である。」

 

仏教タントラの4種

①所作タントラ・・・供養、礼拝などの儀礼、それを行う真言、印契など外面的なもの

②行タントラ・・・内面的な瞑想の作法を加えたもの

③瑜伽タントラ・・・行者と仏、菩薩との合一

④無上瑜伽タントラ・・・呼吸とか気管、脈管の活動などの生理作用を応用して、仏と人の一体化

 

ヨガの左道と右道・・・性交を用いて解脱を目指すものが左道、チャクラを活性化させて解脱を目指すものを右道